【FrontierPlants】チランジア・セタセア Tillandsia setacea 育て方 図鑑
目次
チランジア・セタセアは細く緑色の葉を出して成長するグラス系のチランジア。とても広い地域に分布しており、アメリカのフロリダ州、大アンティル諸島(ジャマイカ、キューバ、ハイチ、ドミニカ等) メキシコ、 南アメリカ北部、 ブラジルなどに分布しています。標高0~800mの樹木や岩などに着生しています。標本個体が採取されたのはジャマイカですが、その詳細な採取場所は不明とされています。分布が広いため、いろいろな姿のものが流通しています。本来は葉が20cm以上伸びますが、上の画像のようにコンパクトな草姿のものもあります。
葉は細く柔らかいです。トリコームのほとんどない緑葉種で、深いグリーンの葉をしていますが、新しくでてきた葉は明るいためコントラストが美しいです。強光下で葉が赤くなる個体もあります。細く長い葉を沢山出しながら成長していきます。
開花期には淡いピンク色の花序から紫色の筒状の花を咲かせます。花序は分岐せず、粗く厚いトリコームが花苞には見られます。
栽培は難しくありませんが、風通しのいい環境を非常に好みます。なるべく新鮮な空気があたる場所で管理してあげてください。開花せずとも子株を沢山だしてクンラプになってくれます。クランプになると根本付近が蒸れて腐りやすくなりますので、気をつけてあげてください。
交配種は以下のものが作出されています。
- チランジア・バット Tillandsia But(T.setacea × T.juncea)
花色
紫色
開花サイズの目安
横15cm 高さ15cm
原産地
アメリカのフロリダ州、大アンティル諸島(ジャマイカ、キューバ、ハイチ、ドミニカ等) メキシコ、 南アメリカ北部、 ブラジル
標高0~800m
栽培難易度
普通
水遣りの目安
週に2~3回
日照
半日陰
直射日光は60%ほど遮光する
栽培のポイント
風通しのいい環境を非常に好みます。なるべく新鮮な空気があたる場所で管理してあげてください。
基本的なチランジアの育て方はコチラ
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