【Frontier Plants】タンクブロメリアの植え替え方法【フロンティアプランツ】

【Frontier Plants】タンクブロメリアの植え替え方法【フロンティアプランツ】

エクメア、ビルベルギア、ホヘンベルギア、ネオレゲリア、ケスネリアなどのタンクブロメリアの植え替え方法をご紹介

ここではタンクブロメリアの植え替え方法、株分けの仕方、植え付け方をご紹介したいと思います。

タンクブロメリアを手に入れたけどお気に入りの鉢に植え替えたい、購入してから2~3年ほど同じ鉢に植えっぱなし、子株が大きくなってきたので取り外したいなどなどタンクブロメリアのお悩みを解決したいと思います。

タンクブロメリアはベアルートという根がむき出しの状態で売られていることも多いため、その場合は植えることが必要になってきます。

タンクブロメリアは樹木や岩場などに着生して生きています。しかし自宅で栽培する場合は鉢に植えつけて管理するのが一般的です。

もちろん流木やコルク、ヘゴ板などにつけて管理することもできますが、エアブロメリアなどに比べると根から水を吸収する割合が多いためタンクブロメリアは鉢で管理した方が調子よく成長してくれます。

タンクブロメリアを育ててコツが掴めたらお気に入りの流木などに着生させてみるのも面白いかもしれませんね。

ちなみにタンクブロメリアの植え替え方法は硬葉系、軟葉系共通の方法で大丈夫です

目次

 

季節 いつの季節が適しているのか

タンクブロメリアは丈夫で育てやすい植物ですがいつでも植え替えをしていいわけではありません。多くのタンクブロメリアは暖かい地域に住むので暖かい季節に行ってあげるのがいいですね。

タンクブロメリアの植え替えに適した時期は4~7月、9~10月までになります。8月は暑さがピークになる季節でタンクブロメリアも消耗している時期なのでやめてあげたほうが無難です。

植え替えにもっとも適した時期は4~6月なのでその時期に行ってあげるのがいいですね。

多くの観葉植物がこの時期に植え替えを行えます。ちょうどタンクブロメリアも成長する時期なのでこの時期が適しているわけです。

 

タンクブロメリアの土は何を使えばいいのか?

 

タンクブロメリアは根よりも筒状になった葉の部分、タンクから水を吸収します。なのでタンクブロメリアの用土は水はけのよいものが適しています。水持ちの良すぎるものは根腐れの原因になってしまいます。

室内で管理する場合は土はちょっと嫌だという方にもタンクブロメリアは用土に土を使わなくても大丈夫なのでオススメの植物です。

タンクブロメリアの用土は水はけの良いものであれば特に問題はありません。一部の観葉植物の土などは室内で管理した場合、腐りやすいため避けた方が無難です。水はけが良いので多肉植物の土などを使用している方もいらっしゃいますね。また用土を弱酸性~酸性にしたほうが成長がいいとう意見もあります。

酸性に傾ける方法は一般的にはピートモスpH無調整のもの(pH4)を使用することが多いですが、赤玉土(弱酸性 pH5~6)鹿沼土(強酸性 pH4~5)、ミズゴケ(強酸性 pH4.5~5)ですのでこの辺を使用するといいかと思います。

水はけの良い用土が美しいタンクブロメリアをより美しく育ててくれます。

 

  • 軽石と赤玉土と小さめのバークチップを1:1:1で混ぜたもの(赤玉土が弱酸性)
  • 軽石と鹿沼土と小さめのバークチップを1:1:1で混ぜたもの(鹿沼土が酸性)
  • ミズゴケのみ(ミズゴケは酸性のものが多い)
  • ヤシチップのみ

などが用土としてオススメです。

自分の栽培環境や揃える手間などを考慮して選ぶといいと思います。自分で試行錯誤しながらオリジナルの配合を考えるのも楽しいですよ!

それぞれの植え替え方法はこちらで詳しく紹介させていただきます。

 

 

軽石と赤玉土と小さめのバークチップを1:1:1で混ぜたもの
ミズゴケのみ
ヤシチップのみ
ヤシチップのみ

軽石と赤玉土と小さめのバークチップを1:1:1で混ぜたものは株のグラつきが少なく重さもそこそこあります。排水性も良くオススメです。水をあげると底から土がでるのと赤玉土が次第に崩れてくるのが難点です。水はけが良い分乾燥のしすぎに注意したいところです。

ミズゴケのみは株のグラつきも少なくしっかりと植えつけることが可能です。保水性などはミズゴケの量などによって変えることもできます。通気性、排水性も良く隙間も少ないため根の張りも良いです。

ヤシチップのみ一番手軽で簡単です。排水性が非常に良いので頻繁に水をあげられる方にオススメです。重量が軽いため風が強いと倒れることもあります。ですがなかなか売っていないため、見つからないのが難点です。

 

タンクブロメリアの肥料は何を使ったらいいの?必要なの?

 

タンクブロメリアはあまり肥料を必要としません。というのも草花に肥料をあげるのは花付きや実付きを良くするために行うことが多いからです。市販されている肥料の多くは窒素、リン酸、カリのリン酸が多く含まれています。このリン酸に花付きや実付きを良くする効果があるんですね。

タンクブロメリアは葉の形成にエネルギーを使います。この葉や茎の形成を良くするのが窒素肥料になります。そのため窒素肥料を多く含んだ肥料がブロメリアには適した肥料になります。

必ず市販されている肥料には窒素、リン酸、カリがどんな割合で含まれているのか記載されていますので窒素の多いものを使用してみてください。

そしてゆっくりと効果がでる緩行性肥料が適しています。急激な栄養供給は徒長の原因にもなります。美しい草姿を維持するためには緩行性肥料がオススメです。

また肥料をタンクブロメリアの土の上にそのまま置くのはオススメできません。直接置いてしまうと藻類が生えやすくなり、腐敗の原因にもなります。

肥料をあげるタイミングはずばり植え替えと同時です。植え付け、植え替え時に元肥として緩行性肥料をあげてください。後から追肥を行うと急激に葉に栄養が送られるため徒長の原因になりやすいです。

肥料が有効なのはむしろ子株であり。子株を早く大きくしたい場合に効果があります。そしてネオレゲリアやビルベルギアは肥料を与えることで、葉の色が無くなってしまうこともあります。

なので肥料は植え付け時に緩行性で窒素が多く含まれているものをあげるのがオススメです!そして開花サイズの株には多くの肥料は必要ありません。

 

 

タンクブロメリアの鉢はどんなものがいいのか?

スリット鉢
スリット鉢
素焼きの鉢
素焼きの鉢

タンクブロメリアはとにかく排水性のよい鉢に植えてあげるのが一番いいです。スリット鉢もしくは素焼きの鉢がオススメです。

良く使用されるのはスリット鉢と呼ばれる横に深くスリットの入った鉢です。多くの栽培農家さんに愛されており軽く排水性も良くこの鉢を使えばまず問題はないでしょう。非常に安価なのもいいですね。

次に素焼きの鉢です。こちらも鉢自体が呼吸をし排水性も良くオススメです。余分な水分は素焼きの鉢が吸収してくれるので気化熱の効果で鉢の温度も上がりにくく通気性が良いのも特徴です。重量がありどっしりとしているので風などで倒れにくいですね。

そして2つに共通して言える大切な事は、できるだけ小さいサイズの鉢に植えるということ。これは根腐れ防止と根をしっかり張らせるためです。

どちらかの鉢を使えば問題なく栽培できます。ご自身のスタイルで決めるといいと思います。

 

植え替えてみよう(ミズゴケ編)

ここではミズゴケを使った植え替え方法を紹介します。

用意するもの

  • ミズゴケ ホームセンターなどで売られているラン用のミズゴケで問題ありません。
  • バケツとトレー 水を貯めるためのバケツと ミズゴケを置くトレーがあると便利です
  • ハサミ 清潔な園芸用のハサミがあるといいですね。ライターなどで熱して消毒しておきましょう。
  • お気に入りのタンクブロメリア 今回の主役です。
  • タグ 名前をつけるためのタグです。
  • 素焼きの鉢もしくはスリット鉢

今回は素焼きの鉢を使用します。

1:まずはミズゴケからです。開封すると乾燥しておりカサカサしてます。
2:バケツに水を張り、ミズゴケに水を吸わせてあげます。漬け込む時間は12時間がベストですが、時間がなければ短時間でもかまいません。
3:水からあげたらミズゴケを搾ります。きつく絞れば絞るほど鉢の中に沢山ミズゴケを詰めれますので保水性が高くなります。タンクブロメリアの場合はそれほど固めに絞る必要はありません。
4:このようにベアルートの状態では根がまったくついていません。この時枯れた葉っぱなどはなるべく取り除いておいてください。発根の妨げになります。
5:植え替えの場合 このように根がびっしりと巻いています。サークリング現象といって根詰まり状態。 タンクブロメリアはあまり根詰まりの影響をうけにくいですが、このようになっていたら手でしっかりと根をほぐし、黒くなってしまった根は取り除いておきましょう。
6:絞ったミズゴケをこのように根元に巻きます。苔玉をつくるような感覚でしっかりと固めておきましょう。この時深く植えるような気持ちでやっておくと後で株がグラつきません。
7:素焼きの鉢は底に軽石を詰めて排水性をよくすることもできます。別に無くてもかまいません。
8:ミズゴケを巻いたタンクブロメリアを素焼きの鉢にセットします。しっかりと中心にくるようにセットしてくださいね。
9:苔玉と素焼きの鉢の間に隙間があると思いますので、そこに絞ったミズゴケを詰めていきます。
10:このようにしっかりと隙間が埋まるまで詰めます。
11:気持ち深く植えておくとグラつきなく、抜けることも少なく安心です。植えつけてすぐに水をタンクに補給してあげてください。
12:最後に名前をつけてあげれば完成です。

以上がミズゴケでタンクブロメリアを植えつける方法です。ミズゴケは取り扱いやすく通気性にも優れおすすめの用土ですので是非トライしてみてください。

 

 

植え替えてみよう(土、ヤシチップ編)

ここではヤシチップを使った植え替え方法を紹介します。また配合した用土なども同じ方法で植え替えできますので参考にしてください。

用意するもの

  • ヤシチップや配合された用土 ホームセンターなどで売られているもので大丈夫です。
  • ハサミ 清潔な園芸用のハサミがあるといいですね。ライターなどで熱して消毒しておきましょう。
  • お気に入りのタンクブロメリア 今回の主役です。
  • 素焼きの鉢もしくはスリット鉢
  • スコップ 土を入れるためのスコップです。
  • タグ 名前をつけるためのタグです。

今回はスリット鉢を使用します。

1:ヤシチップです。ヤシを細かく砕いたものであまり大きくないものを使用しましょう。
2:スリット鉢です。底に穴のあいているものは鉢底ネットなどを使用するとチップがもれません。
3:スリット鉢の中にヤシチップを少し入れます。植えつけたい深さをここで調整します。あまり入れすぎるとタンクブロメリアが浅く植えすぎてしまうので注意です。
4:ベアルートはこのようにほとんど根のない状態です。この時枯れた葉は発根の妨げになるので取り除いておきます
5:植え替えの場合 このように根がびっしりと巻いています。サークリング現象といって根詰まり状態。 タンクブロメリアはあまり根詰まりの影響をうけにくいですが、このようになっていたら手でしっかりと根をほぐし、黒くなってしまった根は取り除いておきましょう。
6:タンクブロメリアを中心にセットして回りにヤシチップを入れていきます。隙間無くしっかりと入れていってください。軽く手で押し込んで大丈夫です。
7:鉢を手で持ち上げてトントンと軽く地面を叩きます。こうすることで鉢の中の用土が詰まっていきます。
8:おそらく少し量が減ると思います。もう一度ヤシチップを追加してあげてください。
9:株がグラつかなければ完成です!あまりにもグラグラする場合は支柱などを立てて補強してください。
10:植え替え後すぐに水をあげて、名前を書いたタグをつければ完成です。

以上が用土、ヤシチップを使った植え替え方法になります。排水性の良い用土であれば問題ないので自分の好みにあった用土をチョイスしてみください。植え替えは非常に簡単なので是非トライしてみてくださいね。

 

 

子株の取り外し方

これがタンクブロメリアの赤ちゃんです。子株と呼ばれこのようにある日ニョキニョキと親株の脇から竹の子のように出てきます。成長はわりと早く一年でかなりの大きさまで成長してくれます。

上の画像のものはまだまだ親株から切り離すのは早いです。子株が親株の半分以上まで成長するまで待ちましょう。4分3ほどの大きさまで成長してくれたら切り離し時です。

親株はいずれ枯れてしまいますが、まだまだ子株を出してくれる可能性がありますよ。再度植えつけてその時がくるまで大切に育ててあげてください。

タンクブロメリアの子株の出方は二種類のタイプがあります。

このように密集して株立ちするタイプ
このように茎を伸ばして子株を出すタイプ。この茎は匍匐茎(ストロン)といいます。

いずれもハサミを使って切り離しますが、ハサミはライターなどであぶって消毒するか、消毒液で消毒しておきましょう。

鉢から抜くとこのようにピッタリと子株と親株がくっついています。

この親株と子株の間にハサミを入れて一思いに切り離してください。切り離すときのポイントは子株にも根が付いた状態で切り離してあげることです。

子株だけをハサミで切るのではなく、根っこも一緒に切り取ってください。上の画像では根っこも3等分にするイメージですね。

そすることで植え替えした後もスクスク成長してくれるでしょう。

匍匐茎(ほふくけい)ストロンで増えるタイプの場合

子株をストロンで増やすタイプの場合は、ストロンごとハサミで切り取ります。子株にストロンが3cmほど付いた状態で切り離すことで新しい根がストロンから出て、用土にうまく着生してくれます。

ストロンをあまり長く残しすぎると、上手に鉢に植えることができませんので注意が必要です。

 

ランナーという言葉も良く使われていますが、ブロメリアについてはストロンが正確な表現だと私は思います。

ストロンは地上匍匐茎といい地表、もしくは地表近くを這って伸びる茎のことです。

ちなみに地下に伸びる茎のことを地下匍匐茎のことをライゾームと呼びます。

ランナーとは走出枝といい、ランナーには親株と同じ主根が存在しません。

 

植え替え時のポイント

  • 植え替えにもっとも適した時期は4~6月
  • 用土はできるだけ水はけのよいものを選ぶ 悩んだらミズゴケを試してみてください。
  • 鉢はスリット鉢か素焼きの鉢を使用する。
  • なるべく小さい鉢に植える
  • 鉢と用土の組み合わせに迷ったら、素焼きの鉢とミズゴケで試してみてください!
  • 用土は弱酸性~酸性にしてあげると成長がよくなります。(pH6.0前後を目安に)
  • 2~3年に一度植え替えてあげる
  • 植え替えをしたら緩行性タイプの窒素が多く含まれた肥料を入れておいてあげる。
  • 子株を切り取る時は半分以上の大きさに育ってから!
  • 子株を切り取る時はストロン、根を少し残して切ることでその後の成長が良くなる。
  • 植え替えの時根元の枯れ葉は必ず取り除くこと。
  • 子株は1つとは限りません多ければ5~6つ出すこともあります

 

最後に

以上長くなりましたが、これがタンクブロメリアの植え替え方法になります。

植え替えは植物の成長をとても良く感じられるイベントの一つです。子株を取ったり、根っこの成長具合を確認したりとても楽しいですね。

増やした子株を育てていくとまた子株をだしてとどんどん増えていってくれます。皆さん是非植え替えと子株を取ることを楽しんでください。

それでは良いブロメリアライフをお過ごしください。

 

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