Bromeliad ブロメリアとは
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ブロメリアとはパイナップル科の植物の総称です。
ブロメリアはパイナップル科(Bromeliaceae)の学名からとられた言葉で、このパイナップル科はアナナス科、ブロメリア科とも呼ばれています。
ブロメリア科は8亜科58属、3200種に分類され年々増え続けています。もちろん有名なチランジア属(エアプランツ)もその中に含まれています。
ブロメリアは主にアメリカ大陸、西インド諸島の熱帯、亜熱帯地域に分布しており砂漠地帯から森林地帯までと様々な環境に分布しており。樹や岩に着生して葉から水分を吸収するもの、葉と葉の間に水を溜めて成長するもの、地面に生えているものなど生育スタイルも様々なのが特徴です。
その生育スタイルからブロメリアは3つの呼ばれ方があります。
土が不要で樹に着生して葉から水分を吸収しながら育つ エアブロメリア
チランジア属と一部のフリーセア属がこれにあたります。
基本的なチランジア(エアープランツ、エアブロメリア)の育て方はコチラ
葉と葉の間にタンクのように水を溜めて育つ タンクブロメリア
ネオレゲリア属、フリーセア属、エクメア属、ビルベルギア属、ホヘンベルギア属、ブロッキニア属、カニストラム属、カトプシス属、ポルテア属、クェスネリア属、ラシナエア属などがこれにあたります。
一般的な植物同様に地面にしっかりと根を張って育つ グラウンドブロメリア
ディッキア属、クリプタンサス属、エンコリリウム属、ヘクティア属、オルソフィツム属、プヤ属などがこれにあたります。
独自の進化をしていったブロメリア達
自生する様々な環境に合わせて色々な方法で水分を確保してこようと進化していったブロメリア達。それにあわせてとても魅力的なフォルムになっていったわけなんです。
ブロメリアって花は咲くの?
ブロメリアももちろんお花を咲かせます
ブロメリアは一生に一度だけ花を咲かせる一回結実性植物です。なので花を咲かせた親株はいずれ枯れてしまいますが、その枯れるまでの間に子株を出して世代交代をします。もちろん種をつければ種から増やすことも可能です。
ブロメリアの花はその姿とは裏腹にとても可憐なお花だったり、見事な花苞と花であったり種類によって様々ですが、どれも非常に魅力的でブロメリアを育てる楽しみをより一層引き立ててくれます。
また開花する直前に見事に色付き紅葉する姿は非常に魅力的です。
手軽に育てられるブロメリア
土が不要なエアブロメリア(エアプランツ)は手軽にはじめられるのも魅力の一つです。タンクブロメリアやグラウンドブロメリアは非常に強健で丈夫なものも多く育てやすいです。
しかしその手軽さから育て方を良く知らないまま育て、枯らしてしまった経験がある方も多いのではないでしょうか?
手軽にはじめられますが非常に奥が深いブロメリアの世界。是非育て方を知り、その魅力的なブロメリアの世界を皆さんも楽しんでください。